さよなら、狼さん

雑記とサドンフィクションのブログ 終りの始まりに

施設Kの思い出 どんな切実な思いもやがて消えてしまうけれど。

暑中見舞い

暑中お見舞い申し上げます。いつも施設KのOB会に参加してくださりありがとうございます。新しくなった施設Kはきれいだし眺めも良いけど、何か地に足が着かない気がしてしまいます。またぜひOB会にご参加ください。

 

永田さんへの返信

永田さん、こんにちは。暑中見舞い申し上げます。私も施設Kを出て11年が経ちます。もう施設Kも随分様変わりしていますね。時の流れを感じます。
私はもう私の知ってる施設Kはもはやどこにもなく、ただ私の記憶の中にしかないと考えています。
そして、あの時、みんなで共有していた思いもそれぞれの記憶の中にしかないのだと。
 
どうあがいたところで、私たちが覚えている施設Kはこの地上のどこにもなく、そして私たちの施設Kの記憶も切実な思いも時間とともに私たちの頭から消えて行ってしまうでしょう。
私はそれが良いとも悪いとも思いません。
全てのものは変わっていくというこの世の常のひとつでしょう。
 
ただ、あの時施設Kであった様々な記憶や思いを悼む為にいつも施設KのOB会には参加させていただいております。
永田さん、OB会を続けていただきありがとうございます。また、お会いしましょう。